SMBCポイントパックとは、SMBCダイレクト(ネットバンキング)登録者が、ATMが手数料無料で利用できる・三井住友銀行での取引内容に応じたポイントがもらえるなどの特典を利用できるサービスです。
SMBCポイントパック概略
利用料:無料
条件:SMBCダイレクト(ネットバンキング)登録
口座(残高別金利型普通預金)の契約
受けられる特典:
・三井住友銀行ATM、三菱USJ銀行店舗外ATMでの時間外取引が無料(条件あり)
・コンビニATMで時間外手数料・利用手数料が月3回まで無料(条件あり)
・銀行の取引内容に応じたポイント付与
・ポイントはSMBCグループ共通ポイントとして利用できる
SMBCポイントパックは、2020年6月にリニューアルし、三井住友銀行×三井住友カードと合算して使えるようになりました。
これにより、
・三井住友カードでためたポイントを、三井住友銀行での振込手数料として使う
・三井住友銀行でためた期限付きポイントを、三井住友カードと合算して景品等と交換する
などができるようになり、使い勝手は格段に上がっています。
この記事では、SMBCポイントパックの概要、メリット・デメリット、使う際の注意点などを解説していきます。
■SMBCポイントパックでポイントが使えるクレジットカード
三井住友VISAカードは、SMBCポイントパックとの相性がバツグンです。
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SMBCポイントパックの特典とメリット
SMBCポイントパックの特典の内容は次の通りです。
- 三井住友銀行ATMでの時間外取引手数料(110円)が無料になる(条件あり)
- 三菱UFJ銀行の店舗外ATMでの時間外取引手数料が無料になる(条件あり)
- コンビニATM(イーネットATM・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATM)での時間外取引手数料・利用手数料が、月3回まで無料になる(条件あり)
- SMBCダイレクトからジャパンネット銀行(本人名義口座)への振込が無料
- 所定の取引で、SMBCポイント(SMBCグループ共通)がたまる
- たまったSMBCポイントは、SMBCグループ共通のポイントとして利用できる
各種ATM手数料が無料に!
現在、三井住友銀行のATM取引は、
・三菱UFJ銀行店舗外ATM
・コンビニ・各出張所のATM(イーネットATM、ローソン銀行ATM、セブン銀行ATM)
でできるようになっています。
これらの利用手数料が、無制限または月3回まで無料になります。もう少し詳しく説明します。
三井住友銀行ATM・三菱UFJ銀行の店舗外ATMの利用が無料に!
三井住友銀行ATM、三菱UFJ銀行の店舗外ATMは、平日日中の時間帯の取引(入金・引出)はどの利用者も無料です。
三菱UFJの店舗外ATMは、最近になって相互利用ができるようになり、大変便利になっています。
三井住友銀行~三菱UFJ銀行連携のステッカーが貼ってあるATMで利用できます。
三菱UFJ銀行の店舗内ATMは対象外なので注意しましょう。
ポイントパックの特典を利用すると、時間外取引が無料となり、平日の夕方以降や休日に110円の手数料なしで預金の引出しなどができるようになります。
平日
土日祝日
コンビニなどATMの手数料が月3回まで無料に!
コンビニなどのATMは、全ての時間帯を通して手数料が有料ですが、ポイントパックを利用すると、月3回まで無料で取引ができます。
対象のATMは、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットATMです。
イーネットATMは、ファミリーマートやスーパーや出張所のATMに設置されています。
出張所のATMでは特典が使えないこともあるので注意が必要です。
SMBCダイレクトで、ジャパンネット銀行への振込手数料が無料に
公式ページでは大々的には謳ってませんが、SMBCダイレクトからジャパンネット銀行への振込手数料が無料になります。
この特典は地味に便利です。
ネットバンクが人気とはいえ、給与の振込等や各種取引のため、都市銀行の銀行口座はどなたでも持っているのではないでしょうか?
三井住友銀行をメインの銀行として利用している場合は、三井住友銀行の預金をジャパンネット銀行に移し替えてPay払いの支払いなどに使うというやり方もできます。
ジャパンネット銀行は無料でATM取引ができる範囲が広いので、三井住友銀行のキャッシュカードと併用すると、おトク度がアップします。
SMBCグループ共通ポイントがたまる・使える
SMBCポイントパックに登録すると、取引内容に応じて、SMBCポイントがたまります。
ためたポイントは、SMBCカード(クレジットカード)のポイントと合算して使うことができます。
従来は、ポイントシステムが三井住友銀行でほぼ完結しており、
・ポイントがなかなかたまらない
・ポイントの使い途が、銀行での取引・「ワールドプレゼント」等に限定されている
などのデメリットがありました。
ですが、2020年6月の「ポイントパック」リニューアルにより、ポイントがSMBCグループ共通で使えるようになったため、利用勝手が格段にアップしています。
・SMBCカードでためたポイントを振込手数料の割引・無料化に充当できる
・銀行での取引でたまったポイントを、SMBCカード(クレジットカード)のポイントと合算して使える
などが可能です。
三井住友銀行口座指定で振り込みをしなければならない時、振込手数料が預金残高から引かれるのは痛いですよね。
これが、クレジットカードでたまったポイントで充当できると、直接の収入・預金を減らさないで済むので助かります。
錬金術とまではいきませんが、「生み出したポイント(お金)」が働いてくれる感覚です!
■SMBCポイントパックでポイントが使えるクレジットカード■
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SMBCポイントパックの条件
上記のように、申し込んで損はないサービスですが、その利用条件は、
・口座(残高別金利型普通預金)の契約をする(ポイントパックの申込みをする)
の2つです。
残高別金利型普通預金とは、普通預金の残高に応じて金利が上乗せされていくサービスです。
何もしなければ普通預金の金利は一律ですが、申込みをしただけで残高によって金利が上乗せされるので、申し込まない理由はありません。
「ポイントパック」に申し込むと自動的に「残高別金利型普通預金」を申し込んだことになります。
ATM利用料に関する特典の条件
「ポイントパック」の申込み自体は気軽にできますが、ATMの利用料が無料になる特典を使うには、次の5つの条件のうち、1つ以上満たしている必要があります。
ただし、満15歳~満24歳の口座の場合は、条件なしで各種手数料が無料になります。
ATM手数料無料の条件
・クレジットカード利用代金の引き落とし
・30万円以上の資産残高(円預金・外貨預金・投資信託など)
・Web通帳の契約
・SMBCデビットの契約
条件を満たしているかの判定は当月・当月末に行われ、「翌々月」の手数料に反映されます。
ですので、「ポイントパック」に登録、30万円以上の入金したとしてもすぐにATM手数料が無料になるわけではなく、翌々月まで待たなければなりません。
・ポイントパック申込み口座と同一支店・同一名義での取引が対象です。
・事業で使っている口座・クレジットカードが法人カードの場合は対象外となります。
・特典が使えるのは翌々月からです。
SMBCポイントパックの始め方
SMBCポイントパックの始め方について解説します。
SMBCポイントパックの確認方法
SMBCダイレクト(ネットバンキング)を利用しているなら、既に「ポイントパック」に登録している可能性が高いです。
店頭での口座開設時、またはSMBCダイレクト申込み時に、申し込んでいるかもしれません。
確認はSMBCダイレクトWeb画面、またはアプリからできます。
SMBCダイレクトでの確認方法は次の通りです。
②画面下部のメニューで「ポイント数の確認」を押下
(または、画面右上より、商品・サービス一覧>口座開設・切替>SMBCポイントパックを押下)
SMBCダイレクトにログインをすると、下記のような画面が表示されます。
ここで「ポイント数の確認」をクリックし、ポイント数などが表示されていれば「ポイントパック」に登録済みです。
この画面は、「商品・サービス一覧」>「切替」>「ポイントパック」
を押下した場合でも表示させることができます。
・現在のポイント残高
・当月末に期限切れになるポイント数
・コンビニ手数料の無料利用回数
などが確認できます。
筆者も、SMBCダイレクトを利用しているにも関わらず、最近まで「ポイントパック」の存在を意識していなかったため、ATMでの取引手数料に頭を痛めていました。
もしやと思って確認してみると、既に「ポイントパック」に入っており、ポイントがたまっていました。
また、SMBCダイレクトまたはアプリで確認するのが面倒であれば、連絡用メールアドレスを登録することにより、
・ポイント残高
・ATM手数料通知(今月翌月分の判定結果)
をメールで知らせてくれるようになります。
SMBCポイントパック申込み方法
SMBCポイントパックを始める手順としては、
- インターネットバンキング(SMBCダイレクト)を申込み
- SMBCダイレクト上で「ポイントパック」申込み
となります。
SMBCダイレクトにログイン後は、
「SMBCダイレクト」>「商品・サービス一覧」>「SMBCポイントパック」>「SMBCポイントパックお申込」
で申込みができます。
ポイントのため方・交換方法
2020年6月のリニューあるにより、ポイントがSMBCグループ共通となり、使い勝手が大幅に向上しました。
ポイントのため方
ポイントは、三井住友銀行での取引・三井住友カード(クレジットカード)利用でたまっていきます。ここでは、ポイントがたまる三井住友銀行での取引を紹介します。
対象取引 | たまるポイント数 |
SMBCダイレクトでの投資信託・外貨預金の購入・自動積立 | 10,000円につき15ポイント |
店頭で投資信託・外貨預金の自動積立の申込した場合の2回目以降の引き落とし ※外貨は円→外貨の時のみ | 10,000円につき15ポイント |
ポイントパック申込時 | エントリーポイントとして300ポイント |
SMBCダイレクトにログイン | 5ポイント(月1回まで) |
三井住友銀行ATMでの入出金 | 1回につき10ポイント(月3回まで) |
SMBCデビットでの買い物 | 代金の0.5% |
ポイント付与に上限はありません。
ですが、使える期間が限定されています。(獲得した月から数えて2年後)
SMBCダイレクト利用中止をしている場合は、ポイントはたまらず、今までの分も消滅してしまうので注意です。
自分でwebやアプリ上から操作するだけでなく、店頭で行員と一緒に端末で操作した場合もSMBCダイレクトでの操作扱いとなり、ポイント付与されます。
参考サイト 三井住友銀行ポイントパックページ
ポイントの使い方
ポイントは1ポイント=1円として使えます。
SMBCグループ共通ポイントですので、
・三井住友銀行での取引
・三井住友カード(クレジットカード)のポイントサービス
両方のサービスを合算して使えます。
SMBCダイレクトで、振込手数料が割引に
1ポイント1円換算で、3割引・5割引・全額割引のいずれかから選択できます。
割引は、税抜金額からの割引です。
三井住友銀行アプリからの利用もできます。
「全額割引」を利用すれば、振込手数料を全てポイントからまかなえます!
利用できる口座は、普通・貯蓄・当座預金口座で、SMBCダイレクトまたはアプリで振り込みを行う場合です。
先日付指定振込(振込日指定)は対象外となるので注意が必要です。
三井住友カードとの連携
前述のように、銀行・クレジットカードのポイントをSMBCグループ共通ポイントとして利用できます。
三井住友カードと連携すると、プレゼントや商品券との交換、ポイント・マイレージ移行などができるようになります。
利用するには、三井住友カードと連携(まとめ手続き)が必要です。
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SMBCポイントパックのデメリットは?
SMBCポイントパックは、無料で利用でき、手続きもカンタンです。
各種手数料が無料・割引になったり、ポイントがたまったりするメリットこそあれ、デメリットは見当たりません。
強いていうなら、「ATM手数料の無料化の特典を受けるための条件を、1つは満たしている状態でなければいけない」ということでしょうか。
条件を満たすために、たとえば、
・紙の通帳に記帳できない(web通帳の選択で条件を満たした時)
・残高が30万円を下回る引出しはできない(30万円以上の預金で条件を満たした時)
・給与・年金の振込先を変えられない(給与・年金の振込で条件を満たした時)
などです。
ですが、ATM手数料無料の条件は、三井住友銀行を利用するならほとんど当然満たしている条件になるので、「デメリット」として挙げても意味がないかもしれません。
ポイント交換手続き
三井住友カードと連携し、ポイント交換する方法は以下の通りです。
①インターネットバンキングログイン
②ポイント数の確認を押下
③ポイント残高欄右側の「各種景品交換」から専用のポイントサイトで手続き
まとめ
「SMBCポイントパック」は、三井住友銀行を利用するのであれば、登録していて損はないサービスです。
2020年6月のリニューアルで、おトクで使いやすいサービスになっているので、まだ利用していないならぜひ登録することをオススメします。