電信扱い振込方法 | 振込依頼書は絶対?ゆうちょ銀行ではどうする?

商品・サービスを購入した時、学費を振り込む時など、支払いに「電信扱い」を指定されることがあります。

「電信扱い」は具体的にどのような方法で支払えばいいのでしょうか。

POINT!

  • 「電信扱い」とは、銀行振込のこと
  • 銀行振込すると、即時に支払い先に口座に入金される
  • 電信扱いの「振込依頼書」は、銀行の窓口を利用して支払いできる
  • 「振込依頼書」を使わないATM、ネットバンキングの振込も「電信扱い」
  • 振込は、銀行口座がなくても、窓口・ATMで現金で振込できる

 

この記事では「電信扱い」での振込方法や、「振込依頼書」がついてきた時の扱いを説明していきます。

また、振込方法が分かりにくい「ゆうちょ銀行」での電信支払いについても触れています。

 

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「電信扱い」とは? =「振込」のこと

 

「電信扱い」とは?

 

「電信扱い」とは、「銀行振込」のことです。

 

「電信扱い」とは、正確には「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」を利用している支払いのことです。

全銀システムは、都市銀行・地方銀行・信託銀行をはじめ、セブン銀行・楽天銀行・イオン銀行などのネット銀行や外資系のシティバンクなど国内の銀行間の振込・為替決済に利用されています。

日本銀行以外の民間銀行での振込は、窓口やATM、インターネットバンキング、テレフォンバンキングなど全て「電信扱い」となります。

 

電信扱いの振込は、支払い時に、支払先の情報(金融機関名、支店名、口座種別、受取人名義、金額)の情報が必要であり、入力や記入の手間がかかりますが、送金されたら相手に即時に入金されます。

支払い期日が迫っている送金、引き落としができなかった代金の送金などに向いています。

 

以前は「振込」といえば、8時30分~15時30分までに行わないと、振込は翌営業日扱いとなっていました。

ですが、「全銀システム」は、2018年10月より24時間365日の稼働する「モアタイム」システムが稼働することとなり、約500の金融機関で、土日祝日・夜間の振込も即時に反映されるようになっています。

参考
全国銀行資金決済ネットワーク
全国銀行協会ページ 

 

尚、「電信扱い」に対して「文書扱い」という支払い方法もあります。文書を振込先口座のある金融機関に送付するので、振込に数日要します。現在はほとんど使用されていません。

 

コンビニのバーコード決済やペイジーは、「電信扱い」ではない

 

ネットショップから送られてくる支払票で、コンビニのレジでバーコードを読み取ってもらって支払う方法やペイジーにより支払いは、「電信扱い」ではありません。

収納代行サービスによっては、手数料が上乗せされることもあります。

バーコード決済やペイジー決済は、「振込」ではないので、支払い先の口座番号等の情報の入力や記入は不要です。

支払う側からは即時決済になりますが、支払い先が入金の確認をするまでに時間がかかります。

 

電信扱いでの振込方法 | 支払い先によって手数料は異なる。まずは依頼書をよく確認しよう

 

一口で電信扱の振込といっても、支払先や支払いの内容によって、手数料や対応している金融機関が異なります。

まずは、振込依頼書で振込先の金融機関や手数料を確認しましょう。

ネットショップなどの支払いであれば、手数料はネットショップ負担になることが多いですが、クレジットカードの支払いで引き落としができなかったなど、支払う側に落ち度がある場合は、手数料は送金者持ちになる場合が多いです。

 

「振込依頼書」による振込

 

振込は「振込依頼書」を銀行の窓口に持っていけば、そこで振込ができます。

預金通帳、キャッシュカード、現金から振込できるので、必ずしも利用銀行の口座を持っている必要はありません。

都市銀行の窓口での手数料を記載しますのでご参照ください。

 

都市銀行の窓口での振込料金

同一支店宛同銀行他支店宛他行宛
3万円未満3万円以上3万円未満3万円以上3万円未満3万円以上
三井住友220円440円330円550円660円880円
三菱UFJ330円550円330円550円660円880円
みずほ440円660円440円660円770円990円
りそな550円550円880円

※2020年5月28日現在

振込にかかる手数料

 

「振込依頼書」を使い窓口で振り込むと、手数料が高くなります。

振込手数料は、

他行宛>同銀行宛
窓口>ATM>ネットバンキング

となり、右側ほど安くなります。

例えば、三井住友銀行で3万円以上の振込をする場合の手数料は次の通りです。

例 三井住友銀行で3万円以上の振込をする場合

窓口→同一店 440円
窓口→別店舗 550円
窓口→他行 880円
ATM(現金)→三井住友 440円
ATM(現金))→他行 660円
ATM(キャッシュカード)→三井住友(同一店) 無料
ATM(キャッシュカード)→三井住友(他支店) 110円
ATM(キャッシュカード)→他行 440円
インターネットバンキング→三井住友 無料
インターネットバンキング→他行 440円

三井住友銀行ホームページより

どこの銀行でも、「窓口から他行に振り込む」場合が一番手数料が高いので、できるだけ安い方法で振込たいですよね。

都市銀行のATMでの振込手数料を一覽にしましたのでご参照ください。

都市銀行のATMでの振込手数料

同一支店宛同銀行他支店宛他行
3万円未満3万円以上3万円未満3万円以上3万円未満3万円以上
三井住友現金220円440円330円550円440円660円
カード無料110円220円440円
他行カード110円220円110円220円330円550円
三菱UFJ現金220円440円330円550円440円660円
カード無料110円110円275円440円
他行カード無料110円220円275円440円
みずほ現金220円440円220円440円440円660円
カード220円220円220円220円330円440円
りそな現金330円330円660円
カード無料110円440円

 

※上記は、2020年5月28日時点の情報です。最新の情報は、各銀行のホームページで確認してください。

「振込依頼書」を使わない振込

 

振込依頼書が届いていても、支払い方法に特に条件がなければ、書いてある振込先銀行口座番号や名義を見ながら、ATMやネットバンキング・テレフォンバンキングで支払うことも可能です。

「振込依頼書」自体がない場合も同様で、一番使いやすい方法で振り込むことができます。

 

「振込依頼書」を使わない場合でも、振込先情報(金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、支払先名義、金額)は記載されているはずなので、これらの情報を入力・記入して振り込むことになります。

 

「振込依頼書」を使わなくてもよいかどうか不明な時は、一度振込先に問い合わせをしましょう。

支払いの間違いが多いため、支払先が「振替依頼書」での振込を指定している場合もあります。

 

また、ATMやネットバンキングでの振込がOKでも、送金の確認に時間がかかる・送金人が振込した確認がとれないなどの懸念から、振込日時を連絡したり、振込名義人の前に番号の入力を求められることもあります。

 

「ATMで金額を間違えた」
「ネットバンキングで振り込んだが、相手口座の情報を間違っていて入力して振り込めてなかった」

などのトラブルを避けたいですよね。

確認などが面倒であれば、支払依頼書を使って振り込むのが無難です。

 

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口座がない場合は、窓口かATMから現金で。他行のカードが使える場合も

 

お持ちの銀行口座の店舗やATMが近くにない時は、近くの銀行のATMより現金で振込できます。

また、他行のカードがATMの振込で使える場合もあります。

 

例えば三井住友銀行であれば、「都市銀行・地方銀行・第二地方銀行・信用金庫・信用組合のキャッシュカード」で、ATM振込ができます。

手数料は高くなるものの、口座を持っている銀行のATMに行けない時の支払い手段となります。

 

都市銀行のATMでの振込手数料

同一支店宛同銀行他支店宛他行
3万円未満3万円以上3万円未満3万円以上3万円未満3万円以上
三井住友現金220円440円330円550円440円660円
カード無料110円220円440円
他行カード110円220円110円220円330円550円
三菱UFJ現金220円440円330円550円440円660円
カード無料110円110円275円440円
他行カード無料110円220円275円440円
みずほ現金220円440円220円440円440円660円
カード220円220円220円220円330円440円
りそな現金330円330円660円
カード無料110円440円

コンビニでの電信扱い振込

 

コンビニでも、店内のATMを利用することによって電信扱いの振込ができます。

コンビニ内のATMでは、現金では振込できず、取り扱い金融機関のキャッシュカードが必要になるので注意しましょう。

 

ちなみに、店頭レジでバーコードを読み込んでもらい支払いをするのは「電信扱い」ではありません。

<!-コンビニATMでの振込手数料->

 

 

 

 

ネットバンキングは簡単・手数料が安いのでオススメ

 

「振込依頼書」がある場合、銀行の窓口に持っていけば、支払先の口座番号などの入力をせずに振込が可能です。

ですが、銀行窓口の営業時間は短く、手数料も高いですよね。

ATMは、窓口より利用時間が長いですが、昼休み・夕方は混雑して行列ができたりすることも。

 

ネットバンキングは、いつでもどこでもPCやスマホがあれば振込操作できる上、手数料も安いです。

「振込依頼書」が来ていても、支払先に確認の上、ネットバンキングでの振込を考えてみましょう。

 

ネットバンクの手数料一覽

 

ネットバンクの振込手数料を一覽にしたのでご参照ください。

ネットバンクは、そもそも手数料が安い上に、口座のステージに応じて無料振込回数が増えるサービスも充実しています。

ステージがアップする条件は、投資信託の残高や、クレジットカードの利用額、給与引き落とし設定など、銀行によりさまざまです。

詳細は各銀行のホームページで確認してください。

 

ネットバンクの振込手数料と無料振込回数アップの条件

2020年5月28日現在

銀行名無条件での無料振込回数有料の場合の他行振込手数料無料振込回数アップの条件
住信SBIネット銀行月1回157円預金
30万円以上 月3回
300万円以上 月7回
条件詳細
GMOあおぞらネット銀行月1回110円外貨普通預金(日本円換算)
30万円以上 月3回
300万円以上 月7回
500万円以上 月15回
条件詳細 
ソニー銀行月1回220円預金
300万円以上 月3回
500万円以上 月5回
1,000万円以上 月10回
※Sony Bank WALLET(デビットカード)を持っていれば月2回無料※Sony Bank WALLETを持っていれば+1回
新生銀行月1回105円/210円/314円預入資産
200万円以上 月5回
2,000万円以上 月10回
ステージに応じて変わる2,000万円以上 月10回
条件詳細
楽天銀行なし3万円未満:168円
3万円以上:262円
ジャパンネット銀行なし3万円未満:176円三井住友へは無料
3,000万以上 5回
※三井住友銀行の本人名義口座への振込は無料3万円以上:275円
auじぶん銀行なし3万円未満:178円三菱銀行へは無料
※三菱UFJ銀行宛は何回でも無料3万円以上:283円預入資産
月1回 50万円以上
月8回 100万円以上
月15回 300万円以上
詳細条件
イオン銀行なし200円イオン独自スコア
20点 1回
50点 2回
100点 3回
150点 5回
条件詳細

 

ゆうちょ銀行での「電信扱い」支払い方法

ゆうちょ銀行の送金・振込は、独自の言い方やしくみがあってややこしく感じますが、全てが電信扱いとなるので大丈夫です。

ゆうちょ銀行口座への振込

 

ゆうちょ銀行で振込・送金する方法を見てみると、ゆうちょ銀行口座に振り込む場合だけでも、次の3種類があります。

 

  • 通常払込み
  • 電信払込
  • 振替(電信振替)

 

POINT!

  • 「支払い票」が届いていたら「通常振込」。窓口かATMから送金する。ゆうちょ銀行口座はなくてもOK
  • 「電信払込」は、送金が即時反映される方法。窓口からののみ送金できる。ゆうちょ銀行口座はなくてもOK
  • 「振替」はゆうちょ銀行に口座を持つ同士での送金方法。ネットバンク(ゆうちょダイレクト)が使える

それぞれの違いを一覧表にしました。

 

振替(電信振替)通常払込み電信払込み
概要送金人・受取人双方が、
振替口座または総合口座を持っている場合のみ
受取人が振替口座を持っている
通販での支払いなどで利用される
受取人が振替口座または総合口座を持っている場合
送金人のゆうちょ口座必要不要不要
支払い方法窓口
ATM
ゆうしょダイレクト
ゆうちょBizダイレクト
振込票で送金
(窓口・ATMでもOK)
送金人は、電信払込請求書を記入

窓口で支払い

手数料安い(0~125円)71~427円高い(550~770円)
送金の速さ早い(即時)遅い(一括して送付するため)早い(即時)

 

 

振替(電信振替)

送金人と受取人の双方が振替口座または総合口座をもっている時に使える振込方法です。

支払い手段は、ゆうちょ銀行、郵便局の貯金窓口、ATM、ゆうちょダイレクト、ゆうちょBizダイレクトを利用でき、手数料も安いです。

手数料は次の通りです。

 

窓口                           146円
ATM扱い                月1回   :無料
月2回以降  : 125円
ゆうちょダイレクト  月5回まで  : 無料
月6回目以降 : 115円
ゆうちょBizダイレクト 100円基本、送金人が料金を負担します

ゆうちょ銀行ページより

尚、振替口座とは、お金の受け取り・送金に特化した決済専用の口座のことです。
番号は「0」から始まります。

総合口座の番号は「1」から始まります。

通常払込み

 

買い物をした時にゆうちょ銀行で支払える「支払依頼書」が届いた場合は、「通常払込」に該当します。

受取人が振替口座を持っている場合のみの支払い方法で、送金人がゆうちょ銀行の口座を持っていなくても利用できます。

支払依頼書はある程度まとめて受取人に送られるため、振込確認に時間がかかります。

 

手数料は次の通りです。

窓口  払込金額が5万円未満 203円(122円)
払込金額が5万円以上 427円(336円)
ATM  払込金額が5万未満 152円(71円)
払込金額が5万以上 366円(285円)()はMTサービス料金です。受取人がゆうちょ銀行とMT契約している場合に適用されます。

電信払込み

口座を持っていない人が、現金で即時に送金したい場合に利用できる方法です。

送金相手が振替口座・総合口座を持っていることが前提です。

電信払込請求書を作成、窓口で送金依頼をします。

振込は即時で反映されますが、手数料が一番高くつきます。

 

手数料は次の通りです。

払込金額5万円未満=550円
払込金額5万円以上=770円

 

ゆうちょ銀行口座から他の金融機関へ振込をする場合

 

送金人がゆうちょ口座を持っている場合、他金融機関への振込も「電信扱い」となります。

振込手数料は次の通りです。

窓口  払込金額5万円未満  660円
払込金額が5万円以上 880円ATM・ゆうちょダイレクト・ゆうちょBizダイレクト
払込金額5万円未満  220円
払込金額が5万円以上 440円

 

まとめ

 

「電信扱い」と言われると難しく感じますが、現在は「振込」=「電信扱い」です。

どの道支払う必要なお金があるなら、自分が一番おトクに使える口座から、おトクな方法で送金したいものですね。