普段からクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済をしていても、たまにコンビニ「振込票」での支払いが発生する時はありませんか?
手元に現金がない場合、銀行に行って引き出すのは手間ですよね。
いつも使っているクレカや電子マネーが支払いに使えれば、支出の管理に便利ですし、ポイントの還元も期待できます。
今回は、コンビニ振込票での支払いをクレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済でできるかどうか調べてまとめてみました。
クレジットカードは原則使えない。ファミマTカードだけ例外
コンビニで「振込票」での支払いをする場合、原則的にクレジットカードは使用できません。
ただし、ファミリーマートでファミマTカードを使う場合のみ、クレジットカード決済が可能です。
ファミマTカードを持っているなら、ファミリーマートで振込票の支払いを行いましょう。
電子マネー払いはセブンイ-レブンでのnanacoが便利。ミニストップのWAONも一部復活
コンビニでの支払票の支払いは、セブン-イレブンでのnanaco払い、ミニストップでのWAON払い(一部)でできます。
セブン-イレブンでのnanaco払い
電子マネーによるコンビニでの振込票の支払いの第一の選択肢は、「セブン-イレブンで電子マネーnanacoを使う」方法です。
nanacoへのチャージをクレジットカードから行うことによって、キャッシュレス決済ができます。
nanacoへのクレジットチャージを新規に登録できるのは、現在、「セブンカード・プラス」のみとなっています。
(2020年3月12日以前にnanacoに登録されているクレジットカードであれば、チャージは可能です)
セブンカード・プラスからnanacoへクレジットチャージする時に、0.5%のポイント還元(200円毎に1nanacoポイントが還元)があります。
公共料金や税金の支払いであれば、「振替手数料」「クレジット決済手数料」などがかかってくるところを、nanacoでの支払いに変えるだけで、逆にポイント還元までされてしまうので、メリットしかありません。
支払いの度に都度チャージするのは手間なので、コンビニ支払票で支払う機会が多いなら、セブンカード・プラスを1枚作っておくと便利ですね。
セブン-イレブンやイトーヨーカドーなど、セブン&アイグループをよく利用しているのに、まだnanacoやセブンカード・プラスを使ったことがないのであれば、導入してみてはいかがでしょうか。
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nanacoカードまたはnanacoモバイル(アプリ)からクレジットチャージする方法
電子マネーnanacoを使ったことがない場合は、
- nanacoカードを購入する(発行手数料300円)
- nanacoモバイルをインストールする
方法でnanacoを使う環境を整えます。
nanacoカードは年会費無料ですが、発行手数料300円がかかります。
nanacoアプリであれば、無料でインストールできます。
nanacoカード、nanacoモバイルからクレジットカードチャージするためには、nanaco会員画面にて、クレジットカードを登録する必要があります。
クレカ登録には、nanacoの新規入会手続きが必要となります。
データ反映のため、クレジットカード登録ができるのは、
- nanacoモバイルの場合は4日後
- nanacoカードの場合は10日後
となります。
ミニストップでのWAON決済代行、サービス終了していたが自動車税など一部復活!
nanaco以外の選択肢として、ミニストップでWAON(ワオン)決済をするという方法があります。
2019年11月17日をもって決済代行サービスが終了していましたが、2020年5月4日に、自動車税・軽自動車税など一部の支払いが復活しました。
ミニストップのホームページには、「一部の自動車税・軽自動車税」と記載されていますが、バーコードの下の「91」に続く番号が下記の番号であれば、自動車税・軽自動車税以外でも支払いが可能です。
・548972・549084・549770
・550107・929170・929185
・929186・929208・929233
・959919・959982
筆者も「固定資産税」をミニストップでWAONを使って支払いができました。
自動車税・軽自動車税でも、上記の番号以外は支払いができないのでご注意ください。
Edyでの収納代行サービスは終了している
かなり前の話になりますが、かつてEdyで収納代行サービスによる支払いが可能な時期がありました。(2008年より中止)
収納代行サービスは、コンビニにとっては負担がかかるので、終了してもおかしくはありません。
そのように考えると、nanacoやWAONの決済サービスはありがたいですね。
PayPay、LINE Payでの振込票支払いは、コンビニすら行く必要がない
コンビニでの支払票での支払いに変わって今後増えてくると思われるのが、スマホでのPayPay、LINE PayなどのQRコード決済です。
実際に、公共料金やネット通販の「支払票」での決済が、PayPayやLINE Payで可能になっています。
順次、支払い対象が増えているので、この機会にPayPayやLINE Payでの支払いを検討してみてはいかがでしょうか。
PayPayでの支払い方法
①PayPayアプリのホーム画面にある「スキャン」をタップ
②払込票のバーコードを読み取る
③支払い金額を確認し「支払い」をタップ
PayPayでの支払い対象
東京電力、東京ガス、関西電力、大阪ガスなどの公共料金や税金の支払いに対応しています。
LINE Payでの支払い方法
①「ウォレット」内の残高をタップ
②「請求書支払い」をタップ
③内容を読んで「次へ」をタップ
④請求内容を確認して「決済」をタップ
⑤「支払いを行う」をタップ
⑥パスワードを入力する
LINE Payでの支払い対象
東京電力、東京ガス、関西電力などの公共料金や税金の支払い、GMO後払い、NP後払い、通販会社の一部に対応しています。
領収書・納税証明書がほしい場合はご注意を!
PayPayやLINE Payで支払票で支払いをした場合、領収書・納税証明書は発行されません。
家計管理、確定申告などで紙での領収書や納税証明書がほしい場合は、支払い先に領収書を発行して貰う必要があります。
また、PayPay、LINE Payの支払い完了画面と手持ちの請求書(払込票)で証明書として有効になる場合があるので、税務署に相談してみましょう。
まとめ
クレジットカード、電子マネーでの支払いは、クレジットカード決済ならファミリーマート、nanaco決済ならセブンイレブンと、支払いできる店舗が限られています。
しかし、店舗に行きさえすればすべての「支払票」を決済できるので、ファミリーマート、セブンイレブンが家や職場の近くにあれば、ぜひ利用したいですね。
一方コンビニに行く必要のない、PayPayやLINE Payのスマホ決済は、Payアプリを導入していれば支払いは楽ですが、対応している支払先が限られます。
環境に合わせて、オトクで楽な支払い方法を選択してみてくださいね。